「心の故郷 日本の民謡」シリーズの「埼玉民謡編 第三集」に収録されている、
「秩父音頭」を故藤尾氏の解説でご紹介します!
秩父音頭として出来上がったのは昭和二十二年のことである。
以前は皆野町付近で歌われていた盆踊り唄で、昭和五年に明治神宮遷座祭に奉納する郷土芸能の一つにこの唄が選ばれ、「秩父豊年踊り」と言う名が与えられた。
その後「秩父音頭」と改称し、県下小中学校の集団体技に採用された。
この唄の源流は群馬県新田郡木崎に伝わる「木崎節」ではないかといわれる。
木崎節は越後から来た女郎衆によって木崎に伝えられ、木崎宿の男達が渡し舟で利根川を渡って深谷まで通ったと聞くから、唄が各地を流浪するものだと考えさせられる。
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唄本「大文字 日本の民謡」にも収録されています。
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