「心の故郷 日本の民謡」シリーズの「津軽民謡編 第二集」に収録されている、
「津軽じょんがら節」を故藤尾氏の解説でご紹介します!
この唄の伝説として、慶長二年、南津軽郡浅瀬石の城主、千徳政氏は大浦城主津軽為信により打たれ滅んだ。
その後、為信は千徳家の墓所まで潰そうとした。
それに抗議したのが住職の常縁和尚であった。為信の家臣が常縁和尚を斬りつけようとしたので、常縁和尚は自ら浅瀬石川に身を投げた。
村人はこの常縁に同情し、この出来事を語物とし霊を慰めた。常縁和尚が身を投じたところを常縁河原と呼ぶようになり、土地の訛りで「じょんがら」となった。
旧節は明治までの節回し、中節は大正昭和初期までの節回し、新節は現代広く歌われている節回しである。
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唄本「大文字 日本の民謡」にも収録されています。
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