「心の故郷 日本の民謡」シリーズの「南部民謡編 第一集」「岩手民謡編 第三集」に収録されている、「とらじょさま」を故藤尾氏の解説でご紹介します!
「虎蔵」がなまって「とらじょ」となったようである。
「虎蔵」は生まれもどんな人物かもわからないが、気立ての良い男だったらしく、町使いのついでに、白粉や蛇の目傘を村の娘たちにプレゼントしたとか。
もう一人唄に出てくる「天間のみよ子」と言う女性は七戸の軍馬の牧草畑の人夫に雇われて、若者たちの憧れの的だったと言われる。
しかし仲間たちには目もくれず坪村の元八と結婚してしまった。
「とらじょさま」の歌詞は盆踊りの時、即興で唄うので難しいが、理屈なしに人間性が豊かでユーモアに溢れている。
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唄本「大文字 日本の民謡」にも収録されています。
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