「心の故郷 日本の民謡」シリーズの「長崎民謡編 第四集」に収録されている、
「九連環」を故藤尾氏の解説でご紹介します!
1570年の開港以来、長崎には外国文化が押し寄せた。
中でも中国文化は市民に浸透し音楽の分野では明清楽が伝えられた。
「九連環」は明清楽の代表曲として有名になった。
九連環とは九つの環でできた「知恵の輪」のことだ。
意味難解な唄だが、女性が恋人をほめちぎる気持ちを中国風の歌詞で表している。
これに合わせて踊る「看々踊り」は後の文化、文政(1804~1830)の頃、江戸や大坂で大流行した。
江戸では町奉行が禁止令を出すまでの騒ぎになったとのことである。
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