「心の故郷 日本の民謡」シリーズの「熊本民謡編 第一集」に収録されている、
「五木の子守唄」を故藤尾氏の解説でご紹介します!
「子守唄」には、本来の子守唄と、守り子唄(もりこうた)と呼ばれる唄があり、五木の子守唄は、守り子唄のひとつである。
守り子唄とは、子守をする少女が、自分の不幸な境遇などを歌詞に織り込んで子供に唄って聴かせ、自らを慰めるために唄ったのである。
ここに出てくる「かんじん」とは、「小作人」という意味で乞食を意味している。
「かんじん」の娘たちは10歳にもなると、地主の家や他村へ子守奉公に出された。
五木の子守唄はこの悲哀を歌ったものである。
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唄本「大文字 日本の民謡」にも収録されています。
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